着物は洋服と違って1枚の布になっているので、自分のジャストサイズ!という考え方はあまりありません。
しかし、着物には的確なサイズというものはあるのでしょうか?着物のサイズが合わないときの対処法もご紹介いたします。
着物は洋服のようにサイズがある?
洋服はS、M、L、7号、9号、11号…といったサイズ表記がありますが、着物にもそのようなサイズはあるのでしょうか。
結論から言うと着物にはこのようなサイズ表記はなく、同じ着物でも様々な体型の人が着ることができます。
着物の既製品を購入する場合や試着ができないネットでの販売サイトでは、洋服のようにサイズ表記がしてあることもありますが、これはあくまで目安。
正確にこのサイズの人しか着られない!ということではありませんので、あまり神経質になる必要はありません。
着物のサイズに重要なのはヒップと丈!
着物専用のサイズ表記というものはありませんが、着物のサイズ選びで重要なのはヒップと丈の長さです。
丈は長すぎる場合はおはしょりを作ったり裾を切ることで対応できますが、短すぎる場合は継ぎ足りたりとお直しが大変になり、着られないということもあります。
とくに身長が高い方は、着物の丈には注意して着物を選ぶようにしましょう。
着物は、ヒップさえ大きすぎなければだいたいどんな体型の方でも着ることができます。
逆にヒップが大きい方だと、着物の柄がキレイに出なかったり、身頃が合わなかったりしてしまいます。
このような方は、ゆったりめに作られている既製品を選んだり、一から仕立て直してもらう必要がありますので注意しましょう。
着物のサイズが合わない場合は…
着物が小さくて着られない!という場合でも、着付けをわかっている人にお願いすればなんとか着られることもあります。
諦めずに一度相談してみましょう。
子供の身長が伸びて着られなくなった、太ってしまってサイズが合わなくなってしまったという場合は、お直しに出すか買取に出すことをおすすめします。
着物のお直しには高額な料金がかかってしまうので、もう着る機会も少ないと思ったら買取に出しましょう。
最近では、宅配買取や出張買取を行っている着物専門買取業者も増えてきています。
重たい着物を買取店舗に持ち込む必要もなく、ダンボールに詰めるだけ、自宅で待っているだけで買取が完了しますので、売りたい着物がたくさんあるという方はこのような買取サービスも利用してみてくださいね。