留袖などにはその家の家紋が入れられていることもあるかと思います。
結婚してしまうと、このような家紋入りの着物を着るのには抵抗が…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、着物に入った家紋を入れ直す必要はあるのかどうかをご紹介いたします。

着物の家紋は入れ直さなくても大丈夫

着物に家紋が入っていると嫁ぎ先で着用するのをためらう方も多いですが、実は家紋は入れ直さなくても大丈夫なんです。
そもそも着物に入れられた家紋は、その着物をどの家が買ったのかを示すもの。
どの家の人が着ているか、が基準ではないので、結婚後も安心して着用できるんです。

また、女性がいつまでも着られるように特定の家の家紋ではなく通紋と呼ばれる誰が着用してもいい紋が入れられていることもあります。
不安な方は、一度着物に詳しい専門店に相談してみるのもいいでしょう。

家紋は業者に依頼すれば簡単に直せる

それでも家紋が気になる、姑や親戚に白い目で見られるのではないかと不安な方は、家紋をお直しすることをおすすめします。
家紋は、着物専門店に相談すれば簡単に直してもらうことが可能です。

しかしそのコストは1万円以上かかることもありますので、滅多に着ない着物の家紋を本当になおす必要があるのか、もう一度よく考えてみましょう。
姑になにか言われそうという場合は、あらかじめ相談してみて決めるのもいいでしょう。

また、5つある家紋を3つや1つに減らして、カジュアルな場でも着られるようにするのもおすすめです。
これなら1つの着物で様々なシーンに活用することができますよ。

家紋が入った着物も売ることができる

着なくなった着物を売ろうと思ったとき、家紋が入っていると売れないのでは?とお考えではありませんか?売る前に慌てて家紋を取ることを検討されている方も多いかと思います。

しかし先述のとおり、着物に入った家紋はあまり気にする必要がないため、家紋が入ったままでも買取を行ってくれる業者はたくさんあります。
家紋入りの喪服の処分方法は?買取は可能?でも紹介していますが、不安な方は一度買取業者に連絡して、家紋入りでも買ってくれるのか聞いてみましょう。

家紋入りの着物を売るなら着物買取専門業者へ

家紋入りの着物は売ることができますが、リサイクルショップなど着物に関する知識のない場所へお願いすると買取を断られる可能性もあります。
きちんと着物に関する知識や買取の経験がある着物買取専門業者に依頼して、適正な価格で家紋入りの着物を買い取ってもらうようにしましょう。

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