七五三で子供に買った着物が短くなってしまった、親から譲り受けた着物が小柄な人のサイズに合わせて作られてあったなど、着物の丈が短くて着られない…とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな方のために、お直しの方法や、そもそもお直しをすべきなのかをご紹介いたします。
着物のお直しにはコストがかかる!
着物の丈をお直しすることは可能です。
しかし、なかなか踏み切れない理由としてそのコストがあります。
着物を着る場面は最近はかなり少なくなっていますし、たった数回着るだけの着物に数万円ものお金を払ってお直しをするのは…とためらってしまいますよね。
着物の丈を短くするのは簡単ですが、丈を伸ばそうと思うとそのコストはかなり大きなものになってしまいます。
着物の素材や仕立ての方法によっては、着物を新しく買う方が安くつくということも…。
最近では、中古の着物もお手頃な価格で販売されているものが多いので、どちらの方がお得か、また自分に合っているのかをよく考えてからお直しをお願いするようにしましょう。
丈の短い着物を着る方法
丈の短い着物をお直しせずに着たい!という場合は、着付けにコツが必要です。
通常ならウエストで止める腰紐を、少し下で止めることでおはしょりを少しではありますが出すことができます。
しかし丈が短い場合は座ったりかがんだときに腰紐が見えてしまいますので、着物と同じ色の腰紐を選ぶことも大切。
おはしょりを出さずに着物を着るという方法もあります。
着物の丈が体のサイズに合わないときはぜひお試しください。
着物を売ってサイズの合った着物を買おう
それでも丈が足りない、という場合は、残念ながらその着物を着る方法はありません。
もったいないかもしれませんが、いつまでもタンスの肥やしにしておかずに売ってしまいましょう。
きちんとしたところに売れば、買取価格も高く、新たにもう一着着物を買うことができるでしょう。
譲り受けたものよりも、自分の趣味やサイズにあった着物の方が愛着をもって着ることができますよ。
着物を売るコツとしては、リサイクルショップなどへ持っていかず、着物買取専門店へ買取をお願いすること。
着物買取のノウハウや経験のある査定スタッフがしっかり着物の価値を見極めてくれますよ。
着物買取専門店が近くにないという場合や、ネットで買取店を探すのもおすすめ。
宅配買取や出張買取など、必要最低限の準備だけで買取を行ってくれる業者もたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。